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楽屋の蟹 中村雅楽と日常の謎

河出文庫 と11−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-309-42077-6
4-309-42077-X
税込価格 1,155円
頁数・縦 366P 15cm

商品内容

要旨

歌舞伎界の名優・中村雅楽のもとには、舞台の楽屋、行きつけのすし屋…どこにいようと謎が舞い込む。入院中のベッド上で見事な謎解きを披露する直木賞受賞作「團十郎切腹事件」はじめ、ひかり号車内の一幕物さながらの名品「グリーン車の子供」、読者に別れを告げる感涙の大団円「むかしの弟子」まで、雅楽の人間味と名推理が堪能できる11篇。

著者紹介

戸板 康二 (トイタ ヤスジ)  
1915(大正4)年、東京に生まれる。慶應義塾大学国文科卒業後、『日本演劇』編集長時代から歌舞伎評論を発表し、その方面の業績により戸川秋骨賞、芸能選奨文部大臣賞などを受賞。江戸川乱歩のすすめでミステリーの執筆を開始する。1958年に発表した「車引殺人事件」の好評を受け、中村雅楽シリーズを数多く執筆。1959年「團十郎切腹事件」で直木賞、1976年「グリーン車の子供」で日本推理作家協会賞を受賞。1993(平成5)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)