• 本

さかしま

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2002年6月
ISBNコード 978-4-309-46221-9
4-309-46221-9
税込価格 1,210円
頁数・縦 387P 15cm

商品内容

要旨

「生産」を至上の価値とする社会に敢然と反旗を翻し、自らの「部屋」に小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサント。渋沢龍彦が最も愛した翻訳が今甦る。

著者紹介

ユイスマンス,J.K. (ユイスマンス,J.K.)  
1848‐1907年。フランスの小説家。実直な官史として役所に勤める傍ら、過剰ともいえる作品を次々と生み出していった。ゾラに認められ自然主義的な作品を書いていたが、『さかしま』で一転、「人工楽園」を構築した。その他、悪魔崇拝を『彼方』で、カトリックの聖性を『大伽藍』で描き尽した
渋沢 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928‐87年。東大仏文科卒。サドの作品をはじめ数々のフランス文学を翻訳・紹介する。またエッセイストとしても令名高く、晩年は小説に独自の世界を築いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)