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なぜ古典を読むのか

河出文庫 カ2−5

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年4月
ISBNコード 978-4-309-46372-8
4-309-46372-X
税込価格 1,320円
頁数・縦 401P 15cm

商品内容

要旨

卓越した文学案内人のカルヴィーノによる、最高の世界文学ガイド。“古典とは、ふつう、「いま、読み返しているのですが」とはいっても、「いま、読んでいるところです」とはあまりいわない本である”との古典の定義にはじまり、ホメロス、スタンダール、ディケンズ、トルストイ、ヘミングウェイ、ボルヘス等の古典的名作を斬新な切り口で紹介する。

目次

なぜ古典を読むのか
オデュッセイアのなかのオデュッセイア
クセノポン『アナバシス』
オウィディウスと普遍的なつながり
天、人間、ゾウ
『狂乱のオルランド』の構造
八行詩節の小さなアンソロジー
ガリレオの「自然は書物である」
月世界のシラノ・ド・ベルジュラック
『ロビンソン・クルーソー』、商人が守るべき徳性についての帳簿〔ほか〕

著者紹介

カルヴィーノ,イタロ (カルヴィーノ,イタロ)   Calvino,Italo
1923年キューバ生まれ。2歳でイタリアに帰国する。第二次世界大戦末期にパルチザンに参加、その体験をもとに発表した長篇第一作『くもの巣の小道』はパヴェーゼらに絶賛される。1985年没
須賀 敦子 (スガ アツコ)  
1929年兵庫県生まれ。聖心女子大学卒業。上智大学比較文化学部教授。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)