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ある島の可能性

河出文庫 ウ6−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年1月
ISBNコード 978-4-309-46417-6
4-309-46417-3
税込価格 1,650円
頁数・縦 537P 15cm

商品内容

要旨

世界の終わりのあと、僕は電話ボックスにいる―快楽の果ての絶望に陥った過激なコメディアン兼映画監督のダニエルは、“永遠の生”を謳うカルト教団に接近する。二千年後、旧人類がほぼ絶滅し、ユーモアと性愛の失われた孤独な世界で、彼のクローンは平穏な毎日を生き続ける。『服従』著者による“新しい人類”の物語。

おすすめコメント

辛口コメディアンのダニエルが生きる現代と、その遺伝子で再生されるクローンが生きる人類滅亡後の世界が交錯するSF的長篇。

著者紹介

ウエルベック,ミシェル (ウエルベック,ミシェル)   Houellebecq,Michel
1958年フランス生まれ。1998年長篇『素粒子』がベストセラーとなり、世界各国で翻訳・映画化される。現代社会における自由の幻想への痛烈な批判と、欲望と現実の間で引き裂かれる人間の矛盾を真正面から描きつづける現代ヨーロッパを代表する作家。『地図と領土』(10、ゴンクール賞)、『服従』(15)など
中村 佳子 (ナカムラ ヨシコ)  
1967年広島生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)