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須賀敦子の本棚 6

クリオ 歴史と異教的魂の対話

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-309-61996-5
4-309-61996-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 434P 20cm
シリーズ名 須賀敦子の本棚

商品内容

要旨

歴史の女神クリオが語る老いとは何か、歴史とは何か―究極の名著、初完訳!カトリック左派の中心的な思想家として知られ、須賀敦子も敬愛したペギーが、モネの「睡蓮」やヴィクトル・ユゴーの作品を主軸に、その思索を結実させた傑作。

おすすめコメント

カトリック左派の代表的思想家の思惟が凝縮した書を初完訳。歴史の女神クリオが老女の姿で、老いとは何か、歴史とは何かを語る。メルロ=ポンティやドゥルーズをも震撼させた究極の名著。

著者紹介

ペギー,シャルル (ペギー,シャルル)   P´eguy,Charles
1873‐1914。フランス中部、ロワール川流域の都市オルレアンに生まれる。幼少の頃から抜群の学業成績を収め、1894年には高等師範学校に合格、ほどなくして文筆活動を始める。国内世論を二分したドレフュス事件への取り組みと、「半月手帖」(1900年創刊)の編集を経て思索を深めたペギーは、神秘的社会主義から、信仰と社会問題への関心を一つにつなぐ特異なカトリック左派の立場へと軸足を移していった。1914年9月5日に前線で壮絶な戦死を遂げた
宮林 寛 (ミヤバヤシ カン)  
1957年生まれ。パリ第七大学博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。専攻はフランス近代詩(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)