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「格差」の戦後史 階級社会日本の履歴書

河出ブックス 003

出版社名 河出書房新社
出版年月 2009年10月
ISBNコード 978-4-309-62403-7
4-309-62403-0
税込価格 1,320円
頁数・縦 229P 19cm
シリーズ名 「格差」の戦後史

商品内容

要旨

高度経済成長以降、完全に忘れられていた格差と貧困の問題が噴き出している昨今、日本人は社会科学的思考に目覚めはじめたと言える。しかし、格差には多様な側面がある。戦後六十数年の間に、どのような格差の拡大や縮小があったのか―。さまざまなデータを駆使し、各年代を象徴する事件や出来事を交えながら、敗戦直後から現在にいたる格差と階級構造の歴史的変遷を描く。

目次

序章 舞台装置は階級構造―「フィガロの結婚」と「天国と地獄」をめぐって
第1章 格差をどうとらえるか
第2章 格差縮小から格差拡大へ―戦後日本のメガトレンド
第3章 貧しさからの出発―敗戦から一九五〇年まで
第4章 「もはや戦後ではない」―一九五〇年代
第5章 青春時代の格差社会―一九六〇年代
第6章 「一億総中流」のなかの格差―一九七〇年代
第7章 格差拡大の始まり―一九八〇年代
第8章 日本社会の再編成―一九九〇年代
第9章 新しい階級社会の形成―二〇〇〇年代

著者紹介

橋本 健二 (ハシモト ケンジ)  
1959年、石川県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。静岡大学助教授を経て、武蔵大学社会学部教授(社会学)。データを駆使して日本社会の階級構造を浮き彫りにする。「居酒屋考現学」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)