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作家と楽しむ古典 〔4〕

平家物語 能・狂言 説経節 義経千本桜

  • 古川日出男/著 岡田利規/著 伊藤比呂美/著 いしいしんじ/著
出版社名 河出書房新社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-309-72914-5
4-309-72914-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 202P 19cm
シリーズ名 作家と楽しむ古典

商品内容

要旨

政変、災害、そして戦争へ―時は中世。『平家物語』とそこに連なる名作たち。

目次

はじめに(池澤夏樹)
平家物語 現実に還流するフィクション(古川日出男)(翻訳者に刺さる矢
女たちの名前 ほか)
平家物語 特別対談 祈りの演奏としてのノベライゼーション(古川日出男×波戸岡景太)
(最強のフィクション
異本、外典、換骨奪胎 ほか)
能・狂言 ポップ・ミュージックが聞こえる(岡田利規)(台詞/文学
「圧縮」された原文 ほか)
説経節 説経節といっしょに苦労してきた(伊藤比呂美)(仏教文学
働く女たち ほか)
義経千本桜 思いどおりにならないかなしみ(いしいしんじ)(義経はレコードの穴
大阪ディープサウス ほか)

おすすめコメント

政変、災害、戦争、盛者必衰  動乱の中世日本に生まれた新しい物語たち。人間の荒々しさ、滑稽さ、生きる無常さを説いた古典作品を、作家たちはどう読み訳したか? 人気シリーズ第4弾。

著者紹介

古川 日出男 (フルカワ ヒデオ)  
1966年、福島県生まれ。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞および日本SF大賞、06年『LOVE』で三島由紀夫賞、15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞および16年、同作で読売文学賞(小説賞)を受賞
岡田 利規 (オカダ トシキ)  
1973年生まれ。劇作家・小説家。97年、チェルフィッチュを結成。05年に『三月の5日間』で岸田戯曲賞受賞。07年に小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を発表し、大江健三郎賞を受賞
伊藤 比呂美 (イトウ ヒロミ)  
1955年東京生まれ。詩人・作家。『ラニーニャ』で野間文芸新人賞を受賞。2006年詩集『河原荒草』で高見順賞、07年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年紫式部文学賞を受賞
いしい しんじ (イシイ シンジ)  
1966年大阪生まれ。03年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)