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経済物理学(エコノフィジックス)の発見

光文社新書 167

出版社名 光文社
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-334-03267-8
4-334-03267-2
税込価格 836円
頁数・縦 278P 18cm

商品内容

要旨

混迷を極める世界の中で、私たちはどこへ進んでいくのか。経済物理学はカオスやフラクタルといった物理学の手法と概念を活用して、データに基づいて実証的に現実の経済現象に立ち向かう、まったく新しい科学の分野である。まだ誕生して10年にも満たないほどの若い研究分野だが、これまでの経済学の常識を覆す発見や斬新なアイディアが次から次へと報告されている。複雑で不安定なお金の世界にも、ものの世界と同じような自然法則が成立している。―エコノフィジックスという新しい地図を手に入れ、これから進むべき未来のお金の世界をいっしょに探検してみよう。

目次

1章 エコノフィジックスの誕生
2章 エコノフィジックスのツール
3章 市場原理
4章 市場の臨界的性質
5章 所得の変動と分布
6章 お金の特性
7章 企業通貨システム
8章 今後の展望

著者紹介

高安 秀樹 (タカヤス ヒデキ)  
1958年千葉県生まれ。1985年、名古屋大学大学院理学研究科修了。理学博士。神戸大学理学部地球科学科助手・助教授を経て、1993年、東北大学大学院情報科学研究科教授に就任。1997年より、(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は、フラクタル理論、統計物理学、エコノフィジックス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)