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金枝篇 呪術と宗教の研究 第4巻

死にゆく神

金枝篇−呪術と宗教の研究   4

出版社名 国書刊行会
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-336-04495-2
4-336-04495-3
税込価格 9,350円
頁数・縦 279,15P 23cm
シリーズ名 金枝篇

商品内容

要旨

ネミの祭司はなぜ後継者に殺されなくてはならなかったのか。ギリシャ・ローマをはじめ、インド、アフリカ、アジア、ヨーロッパ各地の王位の継承や、王の息子の供犠、樹霊の殺害にまつわる儀礼を読み解き、王権の秘密に迫る。ジャンルを横断して現在を刺激し続ける不朽の名著。

目次

第1章 死ぬべき運命の神々
第2章 神なる王を殺すこと
第3章 伝説における王殺し
第4章 王の補給
5 一時的な王
6 王の息子の供犠
7 霊魂の継承
8 樹霊の殺害

出版社
商品紹介

王はなぜ殺されるのか。健康が衰弱したり、一定の期間が終わると殺された王のほか、王の息子の供犠や樹霊の殺害をめぐる事例の数々。

著者紹介

フレイザー,J.G. (フレイザー,J.G.)   Frazer,James George
1854年スコットランド、グラスゴーの裕福な家庭に生まれる。グラスゴー大学卒業後、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジに進み、民俗学・神話学を修める。1879年同カレッジのフェロー、1907年にはリヴァプール大学の教授となり、イギリス最初の社会人類学の講座を担当。また、パウサニアスなどギリシャ・ローマの古典の翻訳・考証研究にも力を注ぐ。1890年に本書初版、1900年に同第2版、1911年に同第3版を刊行。古代ローマの金枝の伝説に端を発した研究は、呪術の原理、王の起源、タブー、農耕儀礼、スケープ・ゴート等をめぐる世界各地の習俗・伝説へと広がっていき、人類学のみならず、T・S・エリオットやコンラッドをはじめとする文学や、映画・美術・社会学など様々なジャンルに影響を与えている。1941年没
神成 利男 (カンナリ トシオ)  
1917年秋田県に生まれる。朝鮮総督府鉄道局や大蔵省財務局に勤務。1959年頃から本書の翻訳を始める。1970年退職と同時にアイヌの里二風谷に移住。1991年死去
石塚 正英 (イシズカ マサヒデ)  
1949年新潟県生まれ。1981年立正大学大学院博士後期課程満期退学。立正大学文学部講師、東京電機大学理工学部講師を経て、東京電機大学大学院理工学研究科教授(文化史学・歴史知学専攻)。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)