• 本

みずとはなんじゃ?

出版社名 小峰書店
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-338-08161-0
4-338-08161-9
税込価格 1,650円
頁数・縦 〔31P〕 26cm

かこさとしさんのメッセージがつまった最後の絵本

  • かこさとし
  • 最後の絵本
  • 化学

朝起きて、顔を洗う水。うがいをしたり、飲んだりする水。かこさとしさんの最後の絵本『みずとは なんじゃ?』は暮らしのなかで出会う水を通して水の性質を知る絵本。地球の生きものや自然、環境に目を向け、ともに生きて欲しいというかこさんの想いがつまった内容です。文をかこさとしさんが、絵をかねてより親交のあった鈴木まもるさんが手掛けました。かこさんの要望に沿って、鈴木さんがどのように「水」を表現したのか注目です。特に最後の見開きページはかこさとしさんがこれまでの作品にこめた思いを感じる内容で、かこさとしさんのファンには絶対みてほしいです!

商品内容

要旨

かこさとしさんが、2018年5月2日に92歳で逝去されました。亡くなる直前まで手がけていた最後の絵本が『みずとはなんじゃ?』でした。絵を手がけたのは、鳥の巣研究でも有名な絵本作家・鈴木まもるさん。かこさんから本作の完成を託されました。机に向かうことが難しいなか、水をとおして共生の大切さを子どもたちに伝えたい一心で、何度も原稿とラフをチェックしたかこさん。最後まで「子どもたちのために」を貫いたかこさんからのおくりものです。

おすすめコメント

あさお きて、 かおをあ らう みず。 うがい をしたり、 のんだりするみず。みずとは、い は、い ったい どんなものなのでしょう しょう か?暮らしの中で出会 う水を通して、水の不思議 不思議 な性質 を知り、自然環境 自然環境 に目を向けるきっかけとなるよう な、 科学 する心を育む絵本。 絵本。 かこさとしさんが手がけた最後の絵本。

著者紹介

かこ さとし (カコ サトシ)  
加古里子。1926(大正15)年福井県武生(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスターや大学講師、海外での教育実践活動などに従事。また児童文化の研究者でもあった。『だるまちゃんとてんぐちゃん』など著書多数。日本科学読物賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞、巖谷小波文芸賞などを受賞。2018年5月2日、逝去
鈴木 まもる (スズキ マモル)  
1952年、東京生まれ。東京藝術大学工芸科中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で赤い鳥さし絵賞、『ぼくの鳥の巣絵日記』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、『ニワシドリのひみつ』(岩崎書店)で産経児童出版文化賞JR賞、『世界655種鳥と卵と巣の大図鑑』(ブックマン社)であらえびす文化賞を受賞。また、鳥の巣研究家としても多くの著書があり、全国で鳥の巣展覧会を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)