• 本

ヘンデルが駆け抜けた時代 政治・外交・音楽ビジネス

出版社名 春秋社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-393-93212-4
4-393-93212-9
税込価格 2,268円
頁数・縦 183,21P 19cm

商品内容

要旨

あるときは敵対勢力の情勢を探るエージェントとして、またあるときは民心を操る名プロデューサーとして、スペイン継承戦争に翻弄されるイタリアやジャコバイト問題に揺れるイギリスなど権謀術数の渦巻くヨーロッパを渡り歩き、数々のオペラやオラトリオを残してきた音楽家ヘンデルの実像に迫る!

目次

序章 ヘンデルの生きた時代
第1章 旧来のヘンデル像
第2章 オラトリオ“メサイア”に隠されたメッセージ―反政府勢力のプロパガンダ?
第3章 “水上の音楽”の伝説を見直す―ヘンデル・スパイ説?
第4章 オペラ“ジュリアス・シーザー”の謎―忠臣にされた政敵セスト
第5章 政治とオペラ・オラトリオ―時事問題エンターテインメント
第6章 音楽家の才能とは?―バロック音楽家の就職活動と転職
第7章 バッハと政治・外交の関わりを推理する―「音楽の父」の意外な野心
第8章 ヘンデルと政治の出会い―スペイン継承戦争に翻弄されるイタリアで
第9章 史上初のフリーランス作曲家として―イギリスの政情とヘンデル
第10章 ヘンデルの伝記を読み直す

おすすめコメント

スパイ? エージェント? プロデューサー? はたしてその正体とは――? 「音楽の母」とも呼ばれ、《メサイア》の「ハレルヤ・コーラス」などで有名なヘンデルは、「音楽の父」バッハと同じ年に、似たようなドイツの地方都市に生まれながら、バッハ以上に国際的にも経済的にも異例の成功を収めた「勝ち組」音楽家だった。スペイン継承戦争に翻弄されるイタリアやジャコバイト問題に揺れるイギリスなど、権謀術数渦巻く欧州を渡り歩き、あるときは敵対勢力の情勢を探るエージェントとして、またあるときは民心を操る名プロデューサーとして、数々のオペラやオラトリオを世に残してきたヘンデルの実像を、できるだけ当時の視点から見つめ直す。

著者紹介

三ヶ尻 正 (ミカジリ タダシ)  
1962年京都市生。東京都立三田高等学校から、東京大学文学部英文科卒。英米文学のほか、英語学、英語史、ドイツ語、音声学、美学、音楽史などを学ぶ。ヘンデル研究・オラトリオ研究、声楽家の発音指導(英独羅)、字幕・対訳制作に従事。オラトリオの歴史に関する講演、オペラ・オラトリオ台本の政治史的解釈に関する講演で好評を博す。著書・訳書に『ヘンデル 創造のダイナミズム』(共訳、日本ミュージック・ペンクラブ音楽賞受賞)など多数。2018年現在、新国立劇場オペラ研修所講師(ドイツ語歌唱発音)。日本音楽学会、日本ヘンデル協会、日本イタリア古楽協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)