書店レビュー
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しきたりに秘められた、知恵と心
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- (有)フジヤ書店 (北海道網走市)
農耕民族だった日本人は、季節の移り変わりを大切にしてきました。自然に感謝し、安泰を願ってきたのです。また同様に、祖先への感謝も忘れず、繁栄を願ってきました。そして、そこにうまれたのが、様々な行事やしきたり。本書は、そんな行事の由来を、わかりやすく説明してくれます。初日の出を拝む習慣と、戦争の意外なかかわり。初夢に見ると目出たい「一富士・二鷹…」とつづくこれらのものは、徳川家康にあやかりたい願望から、駿河名物であること。もともと日本では、端午の節句は女の子のお祭りだった…などなど身近な行事・しきたりの、知らなかった由来が次々と出てきます。こうした“しきたり”を、堅苦しいものと思わず、日本人の豊かな人生観の再発見として、とらえてみてはいかがでしょうか。
(2007年1月25日)
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商品内容
要旨 |
四季を重んじ、人生の節目を大切にする…いまに残しておきたい伝統の原点をさぐる。 |
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目次 |
序章 日本人の自然観と信仰 |
おすすめコメント
「なぜ、正月に鏡餅を供えるのか?」「節分に豆をまく理由は?」「厄年はなぜ男42歳、女は33歳なのか?」・・・・・・などなど、いまに残る年中行事、伝統的なしきたりの由来をさぐる一冊です。四季を重んじる日本人ならではの“豊かな人生観”に触れてみませんか?