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撤退戦の研究

青春新書INTELLIGENCE PI−460

出版社名 青春出版社
出版年月 2015年7月
ISBNコード 978-4-413-04460-8
4-413-04460-6
税込価格 1,100円
頁数・縦 247P 18cm

商品内容

要旨

戦後70年、あえて問い直す―日本人は「何を」置き忘れてしまったのか!現代を生きる私たちにとっての「あの戦争」とは。

目次

第1章 なぜ失敗に学べないのか―成功体験の復讐(大惨敗はありえなかったはずのミッドウェー海戦
ミッドウェーまでは日本のほうが戦力が上だった ほか)
第2章 なぜ情報が軽視されるのか―精神主義の呪縛(ノモンハンで技術革新より精神論を学んでしまった陸軍
マネー敗戦も負けるべくして負けた ほか)
第3章 平時のリーダー、戦時のリーダー―撤退戦の研究(無能な指揮官、四つのタイプ
山本五十六には戦時のリーダーとして絶対に必要な資質がなかった ほか)
第4章 組織を伸ばす人事、潰す人事―エリート主義の死角(参謀重視の伝統が無能なリーダーを生み続けた
スペシャリストを重用する企業が勝つ ほか)
第5章 なぜ、誰もそれを止められないのか―歴史の超克(日本が太平洋戦争に突入していった四つのポイント
日本は、戦争に突入しない選択もできた ほか)

おすすめコメント

“情報を軽視し、成功体験を追いかけ、撤退のタイミングを見誤る…” 太平洋戦争の日本軍の失敗については、ミッドウェイや ガダルカナル等の戦い、軍の組織体制等、今までも論じられてきました。 本書では、昭和史の第一人者・半藤一利と経営評論家・江坂彰が、 太平洋戦争の失敗の本質を洗い出し、“日本人の弱点”を浮かび上がらせます。 その上で、“撤退戦は、経営において次に勝つために不可欠な戦略”等、 これからの日本の組織のあり方や、進むべき道について、さまざまな ヒントを投げかけてくれます。 戦後70年。時代の転換期に歴史から学び、どう行動すべきか。 現代を生きる私たちに大きな示唆を与えてくれる一冊です。

著者紹介

半藤 一利 (ハンドウ カズトシ)  
1930年、東京生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを歴任。主な著書に『漱石先生ぞな、もし』(文藝春秋、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(文藝春秋、山本七平賞)、『昭和史』(平凡社、毎日出版文化賞特別賞)などがある
江坂 彰 (エサカ アキラ)  
1936年、京都生まれ。作家兼経営評論家。京都大学文学部卒業後、東急エージェンシー本社マーケティング局長、関西支店長を経て、独立。『冬の火花』(文藝春秋)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)