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木工具なぐり・はつり・削りの技法 古から伝わる手道具が引き出す木材加工の魅力 釿 鉞 槍鉋 仕立て 削り方 槍鉋のできるまで

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-416-52341-4
4-416-52341-6
税込価格 4,180円
頁数・縦 160P 26cm

商品内容

目次

絵巻から見る日本の大工道具
伝統構法に息づく古代木工具の魅力―杣耕社の仕事
古代木工具を使った木造建築を考える
マサカリ・チョウナ・ヤリガンナを使った原木からのハツり
マサカリの柄の製作と研ぎ方
チョウナによる化粧ハツりの楽しみ方
チョウナの研ぎ方
チョウナの柄を作る
刃沓の製作
道具紹介
古代木工具を学ぶ
ヤリガンナの使い方と研ぎ方
ヤリガンナの研ぎ方
ヤリガンナの製作
匠が作るヤリガンナの魅力
チョウナとヤリガンナの魅力を考える
ヤリガンナを作る 播州三木打刃物 千代鶴貞秀

出版社・メーカーコメント

大鋸や釿(ちょうな)、槍鉋(やりがんな)などの手道具ならではの削り方を解説した書。この削り跡は、意匠的にもデザイン性の高い内装材として今や注目の的です 大鋸(おが)、前挽き(まえびき)、釿(ちょうな)、鉞(まさかり)、槍鉋(やりがんな)。古くから建築の現場で使われてきた大工道具の多くは今も現存し、さまざまな使われ方をしています。国宝や重要文化財などの建築物を調査するとき、柱などに残された刃痕は当時使われていた刃物の種類を教えてくれます。以前は釿や斧ではつった材料をそのまま使うのは建物の見えない部分で、見える部分に使う柱などは更に鉋などで仕上げて使っていました。しかし最近は手道具ならではの刃痕を意匠的に使用し、内装材などに使うことも多くなり、手仕事ならではの贅沢な味わいが歓迎されていて、現代において、意匠性を高めるデザイン要素のひとつとして注目をあつめています。そこで、実際に使用された建築の例を紹介したり、なぐりに使用する大工道具の種類と仕立て、削り方の実践を解説しています。