商品内容
要旨 |
漆による器の修理は、古くは縄文時代に始まり、やがて室町時代に「金継ぎ」として発展を遂げる。壊れた跡を「隠す」のではなく、逆に金銀粉で際立たせ、器の景色として愉しむ感性。それは、不完全なものにも美を見出す「侘び茶」の精神から結実された、日本人の美学といえる。 |
---|---|
目次 |
序章 道具と材料を知る(金継ぎの道具 |
要旨 |
漆による器の修理は、古くは縄文時代に始まり、やがて室町時代に「金継ぎ」として発展を遂げる。壊れた跡を「隠す」のではなく、逆に金銀粉で際立たせ、器の景色として愉しむ感性。それは、不完全なものにも美を見出す「侘び茶」の精神から結実された、日本人の美学といえる。 |
---|---|
目次 |
序章 道具と材料を知る(金継ぎの道具 |
0100000000000034367657
4-416-62108-6
金継ぎの技法書 基礎から、色漆の活用、見立て、仕上げのテクニックまで
工藤かおる/著
誠文堂新光社
0
https://www1.e-hon.ne.jp/images/syoseki/ac/57/34367657.jpg?impolicy=PC_AC_M
/store/common/material/images/com_ic010.gif
BK
出版社・メーカーコメント
金継ぎの技法の基礎を、写真と説明で丁寧に解説するほか、本書では、器の素材や釉薬、破損の状況に応じた修理のさまざまな技術と、装飾のアイデアを解説します。 壊れやすいカップの持ち手や急須のふたにはダボ(芯)を入れたり、より大きな欠損には麻布を使ったりなどの技法に加え、色漆や金属粉の応用的な活用の仕方などを網羅。 こうした金継ぎの応用的な内容まで触れた本は他にはなく、漆や木工、修理等々の仕事に携わる人への参考としてはもちろん、基礎もしっかり解説しているので入門者にもおすすめ。金継ぎの技法書の決定版的一冊になっています。 ■目次漆について/破損の主な種類/金継ぎの主な流れ 序章 道具と材料を知る金継ぎの道具/筆・ヘラ/研ぎ・削り/粉蒔き・磨き/その他の道具/漆の種類/漆に混ぜる粉の種類/漆を配合する 1章 金継ぎの基本素地の見極めと前処理/割れ/欠け・ほつれ/大きな欠けの場合/ひび・にゅう/呂色漆で仕上げる「漆継ぎ」/磁器を繕う仕上げの装飾 金属粉の種類/仕上がりの比較/金属粉による仕上げ/銀粉の経年変化 2章 金継ぎの応用形や素材に応じた繕い方 ダボによる補強 1.カップの持ち手 2.急須の持ち手/ よくある破損 1.急須の蓋 2.急須の注ぎ口 3.大皿 4.ガラス器/ さまざまな修理技術 1.大きな欠損 2.粉砕・展開 口径が狭い器を繕う 3.窯割れ(焼締めの素地)装飾のバリエーション色漆による仕上げ/ 色漆の応用 1.共色仕上げ・展開 白檀塗りによる共色仕上げ 2.色漆による粉染め/共柄仕上げ/見立てによる仕上げ・実践 「月に叢雲」ができるまで 金継ぎをした器の扱い方/用語解説/道具や材料を扱う店 コラム 1.焼き継ぎ/2.かすがい継ぎ