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ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義

出版社名 大和書房
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-479-39420-4
4-479-39420-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 204P 19cm

商品内容

要旨

パレスチナ問題は決して“難しく”ない。早稲田大学(10/23)、京都大学(10/20)の講義に加筆・収録。「まずここから」の一冊。今起きていることの歴史的文脈とポイントがわかる。

目次

第1部 ガザとは何か(毎年行われるイスラエルのヘイトデモ
四つの要点
イスラエルによるジェノサイド
封鎖下のガザに繰り返される攻撃
発信することすらできない ほか)
第2部 ガザ、人間の恥としての(今、目の前で起きている
何度も繰り返されてきた
忘却の集積の果てに
不均衡な攻撃
平和的デモへの攻撃 ほか)
質疑応答
もっと知るためのガイド(書籍、映画・ドキュメンタリー、ニュース・情報サイト)

出版社・メーカーコメント

【緊急出版!ガザを知るための「まず、ここから」の一冊】2023年10月7日、ガザ地区のハマース主導のパレスチナ戦闘員による、イスラエルへの攻撃に端を発し、イスラエルによるガザ地区への攻撃が激化しました。長年パレスチナ問題に取り組んできた、パレスチナ問題と現代アラブ文学を専門とする著者が、平易な語り口、そして強靭な言葉の力によってさまざまな疑問、その本質を明らかにします。今起きていることは何か?パレスチナ問題の根本は何なのか?イスラエルはどのようにして作られた国?シオニズムとは?ガザは、どんな地域か?ハマースとは、どのような組織なのか?いま、私たちができることは何なのか?単なる解説にはとどまらない、「これから私たちが何を学び、何をすべきか」その足掛かりとなる、いま、まず手に取りたい一冊です。■目次■■第1部 ガザとは何か4つの要点/イスラエルによるジェノサイド/繰り返されるガザへの攻撃/イスラエルの情報戦/ガザとは何か/イスラエルはどう建国されたか/シオニズムの誕生/シオニズムは人気がなかった/なぜパレスチナだったのか/パレスチナの分割案/パレスチナを襲った民族浄化「ナクバ」/イスラエル国内での動き/ガザはどれほど人口過密か/ハマースの誕生/オスロ合意からの7年間/民主的選挙で勝利したハマース/抵抗権の行使としての攻撃/「封鎖」とはどういうことか/ガザで起きていること/生きながらの死/帰還の大行進/ガザで増加する自殺/「国際法を適用してくれるだけでいい」■第2部 ガザ、人間の恥としての今、目の前で起きている/何度も繰り返されてきた/忘却の集積の果てに/不均衡な攻撃/平和的デモへの攻撃/恥知らずの忘却/巨大な実験場10月7日の攻撃が意味するもの/明らかになってきた事実/問うべきは「イスラエルとは何か」/シオニズムとパレスチナ分割案/イスラエルのアパルトヘイト/人道問題ではなく、政治的問題■質疑応答ガザに対して、今私たちができることは?/無関心な人にはどう働きかければいい?/パレスチナ問題をどう学んでいけばいい?/アメリカはなぜイスラエルを支援し続けるのか?■付録もっと知るためのガイド(書籍、映画・ドキュメンタリー、ニュース・情報サイト)パレスチナ問題 関連年表本書は、10月20日京都大学、10月23日早稲田大学で開催された緊急セミナーに加筆修正を加えたものです。

著者紹介

岡 真理 (オカ マリ)  
早稲田大学文学学術院教授、京都大学名誉教授。1960年生まれ。東京外国語大学アラビア語科卒、同大学大学院修士課程修了。在学時代、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニーの小説を通してパレスチナ問題、アラブ文学と出会う。エジプト・カイロ大学に留学、在モロッコ日本国大使館専門調査員、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て現職。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)