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養老孟司の人間科学講義

ちくま学芸文庫 ヨ5−4

出版社名 筑摩書房
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-480-09171-0
4-480-09171-8
税込価格 1,100円
頁数・縦 279P 15cm

商品内容

要旨

「人間科学」とは「ヒトとはなにか」を科学の視点から考えるものだ。現代科学は生命の起源を遡り、進化を論じる。ヒト遺伝子は既にその塩基配列がすべて解読された。それならわれわれは、ヒトについていったい何を「知っている」というのだろうか。もともとヒトは自分(脳)を尺度に世界を計る。では、「人間」を普遍的尺度としてヒトを定義することは可能なのか。ヒトに本来そなわる二つの情報系―「神経系=脳=意識」と「遺伝子系=細胞=無意識」という入射角からヒトという存在を捉えなおす。養老ヒト学のひとつの到達点を示す本格論考。

目次

人間科学とはなにか
ヒトの情報世界
世界は二つ
差異と同一性
生物学と情報
都市とはなにか
人とはなにか
シンボルと共通了解
自己と排除
ヒト身体の進化
男と女

著者紹介

養老 孟司 (ヨウロウ タケシ)  
1937年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ入る。95年東京大学医学部教授を退官。現在、同名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞)『バカの壁』(毎日出版文化賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)