名探偵の有害性
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2024年8月 |
ISBNコード |
978-4-488-02909-8
(4-488-02909-4) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 397P 20cm |
商品内容
要旨 |
平成を見つめ直しながら令和を照射する、一大ミステリ・エンタテインメント!かつて、名探偵の時代があった。ひとたび難事件が発生すれば、どこからともなく現れて、警察やマスコミの影響を受けることなく、論理的に謎を解いて去っていく正義の人、名探偵。そんな彼らは脚光を浴び、黄金時代を築き上げるに至ったが、平成中期以降は急速に忘れられていった。…それから20年あまりの時が過ぎ、令和の世になった今、YouTubeの人気チャンネルで突如、名探偵の弾劾が始まった。その槍玉に挙げられたのは、名探偵四天王の一人、五狐焚風だ。「名探偵に人生を奪われた。私は五狐焚風を絶対に許さない」と語る謎の告発者とは?名探偵の助手だった鳴宮夕暮―わたしは、かつての名探偵―風とともに、過去の推理を検証する旅に出る。 |
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出版社・メーカーコメント
「−−推理の風が吹いたぁっ!」東京の下町で、鳴宮夕暮が年下の夫とともに営む「純喫茶おいでぃぷす」に突然現われた奇矯な客は、三十年近く前、平成の一時代を沸かせた名探偵ブームの申し子の一人・五狐焚風だった。そして夕暮は、かつて彼の助手を務めていた。二人は再会した翌日、何者かによってアップされた、”名探偵の有害性?を告発すると称する動画によって炎上騒ぎに巻き込まれてしまう。風と夕暮、かつての名探偵と助手のコンビは、平成における名探偵の存在意義を証明するべく、過去に解決したそれぞれの事件を振り返るため旅に出る。名探偵への愛に満ちたミステリ・エンタテインメント!