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みすてりい

創元推理文庫 Mし10−2

出版社名 東京創元社
出版年月 2024年10月
ISBNコード 978-4-488-49912-9
4-488-49912-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 343P 15cm

商品内容

要旨

江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、たった四頁に人生の悲哀が淡彩画の筆致で浮かぶ「ママゴト」、自殺した男の残した企みが読者にも忘れ難いイメージを残す「スタイリスト」など、自選集『みすてりい』全篇に、探偵小説第一作「脱走人に絡る話」や城左門名義の散文詩的作品などを増補。

出版社・メーカーコメント

江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石の如く拾い歩く詩人」と評した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、たった四頁に人生の悲哀が淡彩画の筆致で描かれる「ママゴト」、自殺した男の残した企みが読者にも忘れ難いイメージを残す「スタイリスト」など、自選集『みすてりい』全篇を乱歩の跋文を含め完全収録のうえ、秘密結社に追われる男たちの運命を描いた「脱走人に絡まる話」と続篇「仮面舞踏会」や城左門名義の散文詩的作品を増補。

著者紹介

城 昌幸 (ジョウ マサユキ)  
1904年東京府生まれ。23年、詩人として日夏耿之介と西條八十の門を潜る。石川道雄、矢野目源一らと興した同人雑誌“東邦芸術”に城左門名義で詩を発表、30年に第一詩集『近世無頼』を刊行する。25年に城昌幸名義で「秘密結社脱走人に絡る話」を“探偵文芸”に寄稿、探偵作家として“新青年”を中心に怪奇・幻想の味わいをもつ掌篇小説を発表する。ショートショートの先駆者としても名高く、戦後は“宝石”の創刊に携わり、のちに宝石社の社長となる。76年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)