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わたしたちのアジア・太平洋戦争 3

新しい道を選ぶ

わたしたちのアジア・太平洋戦争   3

出版社名 童心社
出版年月 2004年3月
ISBNコード 978-4-494-01818-5
4-494-01818-X
税込価格 3,630円
頁数・縦 299P 24cm
シリーズ名 わたしたちのアジア・太平洋戦争

商品内容

要旨

敗戦後一九五一年までの被占領時代の体験や、新憲法があたえてくれたうれしい衝撃と、その重要性。敗戦から現在にいたるまでの間に、さまざまな人びとによって築かれてきた、反戦平和の努力と思想。若い世代の、平和への強いねがいと行動などが書かれている。第一章では、自分の息子の少年兵志願を許可してしまい、亡くしてしまった体験をとおして、「ほんとうのことを知らないことの罪」に思いいたった女性の体験と、被爆のさいに見た地獄を原点に、教師として被爆者運動の旗手の一人として、死者とともに、原爆とたたかいつづける体験が語られている。また、第二章には主に被占領期の体験。第三章には、平和な世界を築くために力をつくしている方がたの体験を、若い人びとの活動もふくめて紹介している。

目次

第1章 平和へのねがい(「平和をねがってこゝに眠る」―墓碑銘にきざまれた母の戦争体験(米田佐代子)
にんげんをかえせ―体と心のなかの原爆とたたかいつづける田川時彦さん(古田足日))
第2章 敗戦とともに(ぼくの第二の誕生(森与志男)
飢え死にした子どもたち―「食糧難」は戦後もつづいた(米田佐代子)
日本国憲法との出会い(増田れい子) ほか)
第3章 再び「戦争」を起こさないために(「教え子をふたたび戦場に送るな」を合い言葉に―平和をねがう教師として(東谷敏雄
米田佐代子)
砂川・米軍基地拡張反対闘争(きどのりこ)
平和運動ひとすじに―はじめての原水爆禁止署名から半世紀(小沢清子) ほか)

おすすめコメント

戦争は人間を奪う!戦争被害の視点のみならず、加害者としての視点もはっきりと打ち出した内容。日本人だけでなく中国や韓国をはじめ、アジアの人々の体験も収録。女性史専門家も加わり、“女性の視点”からも戦争を見つめ直した内容。総ルビ、くわしい解説、充実の脚注など、古田足日(児童文学作家/評論家)を中心とした編集委員による、若い人へ向けた本。巻頭の迫力の口絵にはじまり、豊富な写真・イラスト・地図、巻末年表など満載の、平和への願いをつづる戦争体験集です!

出版社・メーカーコメント

被占領期のこと。敗戦後の反戦平和への努力と思想。戦争責任と向き合って生きる人々の体験など。

著者紹介

古田 足日 (フルタ タルヒ)  
1927年愛媛県生まれ。早稲田大学露文科中退。児童文学作家・評論家
米田 佐代子 (ヨネダ サヨコ)  
1934年東京都生まれ。東京都立大学人文学部卒業。都立大学助手、千葉大学・専修大学講師などを経て、山梨県立女子短期大学教授。2000年3月退職。日本近現代女性史専攻
西山 利佳 (ニシヤマ リカ)  
1961年宮崎県生まれ。都留文科大学国文科卒業。東京学芸大学大学院修士課程修了。城西大学付属城西中学・高等学校国語科非常勤講師。日本児童教育専門学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)