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日本経済のマクロ分析 低温経済のパズルを解く

出版社名 日本経済新聞出版社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-532-13497-6
4-532-13497-8
税込価格 3,300円
頁数・縦 241P 22cm

商品内容

要旨

バブル崩壊、デフレ、少子・高齢化などの他の国に先駆けた重い課題、苦悩を背負ってきた日本経済は1990年代以降模索を継続している。様々な政策も実行してきたが、低成長・低体温から脱却できてはいないのは何故なのか。このパズルを解くことが必要だ。本書は、この30年で日本経済のメカニズムがどのように変わり、新しいパターンが生み出されているのかを解明するもの。(マクロ)経済学の発展・最新成果・オリジナルな研究を十分取り入れ、これまでの経済学の理論・実証分析の蓄積を活用し、日本の状況に合った「テーラーメイド」の経済学を意識し、日本のマクロ経済の変化と現状の鳥瞰図を示す。

目次

序章 「課題先進国」としての苦悩とその克服に向けて―本書の立場・スタイル
第1章 鈍化した経済成長
第2章 大きく変化した日本経済の部門間バランス
第3章 変貌する景気循環
第4章 労働市場からのアプローチ―人手不足、賃金、物価をめぐるパズル解明
第5章 企業行動戦略からのアプローチ―物価と設備投資をめぐるパズル解明
第6章 家計の貯蓄率はなぜ低下したのか―消費・貯蓄行動をめぐるパズル解明
第7章 平成の財政・金融政策の機能不全―残された政策課題とは何か
第8章 「低成長・低温経済の自己実現」の打破を目指して

著者紹介

鶴 光太郎 (ツル コウタロウ)  
慶應義塾大学大学院商学研究科教授。1984年東京大学理学部数学科卒業、2003年オックスフォード大学経済学博士号(D.Phil.)取得。1984年経済企画庁入庁、OECD経済総局エコノミスト、日本銀行金融研究所研究員、経済産業研究所上席研究員などを経て現職。主な著書に『人材覚醒経済』(日本経済新聞出版社、日経・経済図書文化賞受賞)などがある
前田 佐恵子 (マエダ サエコ)  
内閣府大臣官房人事課企画官。1999年京都大学経済学部卒業、2003年京都大学経済学修士取得。2000年経済企画庁入庁。連合総研主任研究員、内閣府経済社会総合研究所総務部総務課課長補佐、内閣府政策統括官(経済財務分析担当)付参事官補佐(総括担当)、日本経済研究センター研究本部主任研究員などを経て現職
村田 啓子 (ムラタ ケイコ)  
首都大学東京経済経営学部教授。1986年東京大学経済学部卒業、99年オックスフォード大学経済学博士(D.Phil.)取得。1986年経済企画庁入庁。OECD経済総局エコノミスト、内閣府経済社会総合研究所上席主任研究官などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)