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ひとり居の記

出版社名 平凡社
出版年月 2015年12月
ISBNコード 978-4-582-83696-7
4-582-83696-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 268P 19cm

商品内容

要旨

悲しみ、淋しさと共にありたい―。利根川を見たくて電車に乗りに出かけた冬の日のこと、ぬいぐるみの猫を抱いて眠る夜のこと、亡くなった安西水丸さんのこと、23年ぶりに行った台湾の旅のこと…。妻を亡くして、ひとり迎えた老年の日々を綴る。2013‐15年の日記。

目次

「街ネコ」に会いにいく。
盛岡のソウルフード。
白秋と信時潔。
荷風ゆかりの碧南市へ。
死者の尊厳。
学生時代の恩師逝く。
モダン東京に失われた風景を求める。
車窓に誘われ、途中下車した福島、桑折の町。
上京者が出会う東京。
「あじさい忌」に尾道へ。〔ほか〕

著者紹介

川本 三郎 (カワモト サブロウ)  
評論家。1944年東京生まれ。著書に、「大正幻影」(サントリー学芸賞受賞)、「荷風と東京」(読売文学賞受賞)、「林芙美子の昭和」(毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞受賞)、「小説を、映画を、鉄道が走る」(交通図書賞受賞)、「白秋望景」(伊藤整文学賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)