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上杉謙信の夢と野望

ワニ文庫 P−294

出版社名 ベストセラーズ
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-584-39394-9
4-584-39394-X
税込価格 794円
頁数・縦 319P 15cm

商品内容

要旨

「軍神」と呼ばれ、「生涯不犯」を貫いた上杉謙信。毘沙門天を信仰し、助けを求められれば東奔西走し、敵陣にさえ直接馬を乗り入れる「義」を重んじる姿は、戦国最強の義将として定着している。だが、本来の謙信は、父・為景が朝廷や幕府権力を利用する武略を見て育ち、その政治手法を引き継いだ。謙信が目指したのは自らが上に立つことではなく「室町幕府再興」であった。今までの通説を、最新資料をもとに論考を重ね、新たな結論から導いた上杉謙信の実像がここにある。

目次

序章 長尾為景の魔法と上杉謙信
第1章 要請された守護代継承―長尾景虎の登場
第2章 大名権力と公儀精神の矛盾―長尾宗心の苦悩
第3章 前嗣・義輝・景虎の密約―戦国終焉のシナリオ
第4章 関東管領名代職に就任する上杉政虎
第5章 中央情勢と連動する川中島合戦―四五〇年目の真相
第6章 永禄の変と関東三国志―上杉輝虎の関東離れ
終章 不識庵謙信と天下の儀

おすすめコメント

若手歴史研究家の幻の名著が復刊!「軍神神話」の陰に隠された天下平定のシナリオとは?二度の上洛、関東管領職、川中島合戦―軍神として恐れられている謙信は、戦を好んだわけではなく、天下を安定させ室町幕府を再興させようとしていた!

著者紹介

乃至 政彦 (ナイシ マサヒコ)  
1974年香川県高松市生まれ。戦国史研究家。専門は、長尾為景・上杉謙信・上杉景勝、陣立(中世日本の陣形と軍制)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)