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わたくし大画報

出版社名 ポプラ社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-591-18027-3
4-591-18027-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

「めったに自分を語らない」不世出のイラストレーターが残した家族と仕事と趣味のエッセイ。「自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった」妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、著名人との驚くべき交友録、『週刊文春』の表紙イラストや装丁の仕事まで。著者の素顔が垣間見える貴重なエッセイを復刊!

目次

家庭大画報(一九七四年十二月
一九七五年三月
一九七五年六月
一九七五年九月
一九七五年十二月
一九七六年三月
一九七六年六月
一九七六年九月)
渋谷大画報(一九七九年十月
一九七九年十二月
一九八〇年二月
一九八〇年四月
一九八〇年六月
一九八〇年八月
一九八〇年九月
一九八〇年十二月
一九八一年二月
一九八一年四月
一九八一年六月
一九八一年九月)

出版社・メーカーコメント

【糸井重里さん、推薦!】ひとりの人間のなかに、こんなに大量の「おもしろい」があっても、よいものなのだろうか。【内容紹介】自分のことを書くというのは、照れくさいものである。そう思いつつ、ずいぶん書いてしまった−−妻・平野レミさんとのエピソードから、はじめての育児、「週刊文春」の表紙イラストや装丁の仕事まで。 谷川俊太郎さんや篠山紀信さん、渥美清さん、向田邦子さんら著名人との驚くべき交友録も盛りだくさん。“めったに自分を語らない”和田誠が自分について書いた貴重なエッセイを復刊。イラスト85点収録。糸井重里氏、推薦!【本文より抜粋】自分の行動を書きつけるなんて、小学校以来のことである。かつては日記を書いて行かないと学校で先生に叱られたが、今は締切を守らないと編集者に叱られる。締切に追われて書いたおかげで、そうでなければ忘れてしまう子どもの言動などを記録しておくことはできた。わが家としては、つまらぬ記録でもないよりあった方がいい。(「あとがき」より)妻が突然「絵を習うことにした」という。先生の教え方がうまいとみえて、短期間に長足の進歩をとげた。毎月連載で書く文章に自分で挿絵なんか描いている。これが結構さまになっていたりするので、プロである亭主は困ることもあるのだ。「手伝ってるんだろ」と言われるからである。(「描くということ」より)【目次抜粋】・猫について・俳人二十面相・家庭大料理・晴れた日・または篠山紀信・カレーライスについて・谷川俊太郎の33の質問と清水哲男のスピーチ・バルーン・描くということ・出産大報告・赤ん坊大転落 他・装幀のこと・植草さんのお葬式にはアルトサックスとトランペットが鳴り響いた・三人の恩師と二つの装幀について・ひとコマ漫画と欧米人の反応について・情熱のペンギンごはん・わたくしにとって日本語とは何か・父親レポート・翻訳について・歌仙・私家版日本語文法・窓ぎわのトットちゃん・悩み多き今日この頃・戦争の犬たちなど・向田さん本書は、1982年に講談社より刊行された『わたくし大画報』を復刊したものです。

著者紹介

和田 誠 (ワダ マコト)  
グラフィックデザイナー、イラストレーター。1959年多摩美術大学卒業、ライトパブリシティに入社。1968年からフリー。1977年より40年余り『週刊文春』の表紙を担当。1974年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。1989年ブルーリボン賞監督賞、1994年菊池寛賞、1997年毎日デザイン賞、2015年日本漫画家協会賞特別賞ほか、受賞多数。著作は200冊を超える。2019年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)