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野戦のドクター 戦争、災害、感染症と闘いつづけた不屈の医師の全記録

出版社名 ハーパーコリンズ・ジャパン
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-596-74946-8
4-596-74946-9
税込価格 2,200円
頁数・縦 399P 19cm

商品内容

要旨

ボスニア内戦、クルド人難民キャンプ、四川、スマトラ島沖地震、パンアメリカン航空爆破事件から新型コロナウイルスまで、世界中の悲劇の最前線に立ってきた男は、何を目にしたのか―?救急救命医療の第一人者が綴る、心震わすノンフィクション。

目次

ロックダウン―コソボ/マンチェスター/サラエボ/シエラレオネ
選択―マンチェスター/イラン・イラク国境地帯/イラン
もっとも過酷な1ヵ月―アルメニア/ロッカビー
包囲された街―サラエボ
メイビー航空―コソボ/セルビア
フェニクッス作戦―マケドニア/サラエボ
捨てられた赤ん坊―コソボ
戦地から持ち帰るもの―ガザ/マンチェスター/サラエボ
死亡記事を書かれる―カーボベルデ/中国/ケニア/モンゴル/サラエボ/シエラレオネ
災害観光―ハイチ
離島診療―フィリピン
前線離脱―ガザ/マンチェスター/シエラレオネ
応えつづける意義

出版社・メーカーコメント

著者は、ボスニア内戦、クルド人難民キャンプ、ハイチ、北京、スマトラ沖での大地震、パンアメリカン航空爆破テロ事件ほか、30年以上にわたり世界中の悲劇の最前線に立ち、緊急医療に従事してきたイギリス人医師トニー・レドモンド氏。本書は医学の専門書でもなければ、単なる回顧録でもありません。政府や組織からの独立・中立をモットーに、出動依頼があれば危険地帯にまっさきに飛び込む猛者であり、毒にあてられて重い後遺症を患ってなお還暦過ぎまで第一線で命を救ってきた不屈の医師の目で語られる、究極のドキュメンタリーです。「あのとき現場ではなにが起こっていたのか?」「悲劇や修羅場のなか人々はどう動くのか?」。コロナ禍、ウクライナ/ロシア戦争など混沌としたニュースが続く現在だからこそ学びがある1冊。「冷笑はなにも生まない。なにもしないことは、決して中立的な行動ではない」という著者のメッセージが胸に 響く圧巻のノンフィクションです。

著者紹介

レドモンド,トニー (レドモンド,トニー)   Redmond,Tony
医学博士。マンチェスター大学国際救急医学教授。30年以上にわたり緊急医療の第一人者として国連、WHO、英国政府と協力し、災害や戦争など世界中で助けを必要とする人々に救命医療を提供してきた。NGO“UKメッド”創設者。これまでの活動を通じ、重金属中毒、マラリア、脊椎骨折の重傷を負った過去を持つ
不二 淑子 (フジ ヨシコ)  
早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)