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京都の中世史 1

摂関政治から院政へ

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2021年12月
ISBNコード 978-4-642-06860-4
4-642-06860-0
税込価格 2,970円
頁数・縦 255P 20cm
シリーズ名 京都の中世史

商品内容

要旨

藤原氏が国政を掌握した摂関政治をへて、上皇による院政が始まる。政務のしくみや運営方法・財源などを、政治権力の転変とともに活写。寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が“京都”へ変貌する胎動期を描く。

目次

摂関政治・院政そして都市京都―プロローグ
1 藤原道長の登場(上皇と摂関政治
円融上皇の政治と文化
藤原兼家の執政)
2 藤原道長の時代(執政就任
「政」から「定」へ
人事権の掌握
陣定の掌握
外祖父・摂政
大殿道長の信仰と出家)
3 藤原頼通から後三条天皇へ(摂関家代替わりの混乱
道長・頼道期の荘園
察完成時の限界 ほか)
4 白河院政の成立(後三条親政から白河親政へ
藤原師通政権の盛衰
寺社強訴と院政 ほか)
5 都市京都の変貌と権門都市の成立(平安京の変質
法成寺から白河へ
摂関家と宇治 ほか)
6 貴族社会のありかた(貴族社会のしくみ
儀式と政務
人事のしくみ―叙位と除目
受領と貴族社会)
7 京都と芸能(祭礼の場
郊外の遊興
貴族住宅の変容)
仏教と中世王権―エピローグ

出版社・メーカーコメント

藤原氏が国政を掌握した摂関政治をへて、上皇による院政が始まる。政務のしくみや運営方法・財源などを、政治権力の転変とともに活写。寺院造営や人口増加で都市域が拡大し、平安京が京都へ変貌する胎動期を描く。

著者紹介

美川 圭 (ミカワ ケイ)  
1957年東京都に生まれる。1981年京都大学文学部卒業。1988年京都大学大学院文学研究科国史学専攻博士後期課程指導認定退学。現在、立命館大学文学部教授
佐古 愛己 (サコ アイミ)  
1973年兵庫県に生まれる。1996年立命館大学文学部史学科卒業。2002年立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、佛教大学歴史学部教授
辻 浩和 (ツジ ヒロカズ)  
1982年鹿児島県に生まれる。2004年京都大学総合人間学部国際文化学科卒業。2012年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、川村学園女子大学文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)