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日記で読む日本史 19

「日記」と「随筆」 ジャンル概念の日本史

出版社名 臨川書店
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-653-04359-1
4-653-04359-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 278,15P 20cm
シリーズ名 日記で読む日本史

商品内容

要旨

『土佐日記』は紀行、『方丈記』は日記とみなされていた時代があった?!では、現在のようなジャンル概念はいつ、どのようにして築かれたのか。「日記」と「随筆」それぞれの概念の変遷を追うことで、現代の国語教育をとおして、人びとのあいだに認識されているジャンル概念や価値観から離れ、作品を見通す新たな視座を提供する。

目次

なぜ、「日記」と「随筆」か(ジャンルは編みかえられる
随筆とエッセイ
古典評価の移り変わり)
第1章 古典における「日記」と紀行文(重層する「日記」の用法
様ざまな「日記」
中世紀行文のことなど)
第2章 前近代における「随筆」(中国の用法
日本の場合
日本の「随筆」考
池亭記・方丈記・徒然草
江戸時代の「随筆」)
第3章 「日記」「随筆」の近現代(古典評価史の検討
「日記」の変容
修養日記へ
随筆の拡散)

著者紹介

鈴木 貞美 (スズキ サダミ)  
1947年、山口県に生まれる。1985年、東京大学文学部仏語仏文科卒業。東洋大学文学部助教授を経て、国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学名誉教授。博士(学術。総合研究大学院大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)