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中世共同体論 ヨーロッパ社会の都市・共同体・ユダヤ人

出版社名 柏書房
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-7601-4940-7
4-7601-4940-6
税込価格 7,480円
頁数・縦 405P 22cm

商品内容

要旨

ユダヤ人共同体はヨーロッパ共同体文化の主要な構成要素だった。中世社会の本質に“宗教性”を見出す視座から、従来の中世ヨーロッパ史像に全面的転換を迫る、まったく新しい“共生の社会史”!長年にわたりドイツ中世史研究を牽引してきた著者の主要論文7本を厳選紹介。日本オリジナル編集。

目次

第1部 中世都市論の展開(中世盛期・後期における「初期市民的」世界―地域史と都市社会の歴史
盛期中世の「聖なる都市」)
第2部 共同体の諸形態と宗教性・公共性(共同体における生活―一二世紀における新旧の諸形態
「大鐘を鳴らして知らしめる」―中世の公共性について
一二、一三世紀における兄弟会とゲマインデ)
第3部 キリスト教社会とユダヤ人共同体(中世アシュケナジム空間におけるキリスト教徒とユダヤ人の「共同市民制」
一〇九〇年までのオットー=ザーリアー朝における司教とユダヤ人の諸関係)

著者紹介

ハーファーカンプ,アルフレート (ハーファーカンプ,アルフレート)   Haverkamp,Alfred
トリーア大学名誉教授、アリエ・マイモン・ユダヤ人史研究所所長。1937年ホルドルフ生。Dr.phil.(ミュンヒェン大学)。ザールブリュッケン大学助手を経て、1970年から2005年までトリーア大学中世史教授、1996年からアリエ・マイモン・ユダヤ人史研究所所長。ユダヤ人史を中心に中世都市社会史を長年にわたり牽引し、ドイツ連邦功労十字賞、ラインラント・プファルツ州学士院賞、イェルサレム・ヘブライ大学名誉博士号を受ける
大貫 俊夫 (オオヌキ トシオ)  
岡山大学大学院社会文化科学研究科准教授。1978年栃木県生。トリーア大学第三専門分野博士課程修了(Dr.phil.)。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学
江川 由布子 (エガワ ユウコ)  
帝京平成大学現代ライフ学部観光経営学科教授。1963年埼玉県生。トリーア大学第三専門分野博士課程修了(Dr.phil.)
北嶋 裕 (キタジマ ユタカ)  
国際基督教大学アジア文化研究所研究員。1965年東京都生。トリーア大学第三専門分野博士課程修了(Dr.phil.)
井上 周平 (イノウエ シュウヘイ)  
立教大学・獨協大学・関東学院大学他非常勤講師。1978年秋田県生。東京大学大学院総合文化研究科単位取得退学
古川 誠之 (フルカワ マサユキ)  
早稲田大学社会科学総合学術院非常勤講師。1974年青森県生。早稲田大学大学院文学研究科単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)