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七転びなのに八起きできるわけ

出版社名 柏書房
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-7601-5406-7
4-7601-5406-X
税込価格 1,870円
頁数・縦 228P 19cm

商品内容

要旨

ことわざ・慣用句の矛盾や謎をミステリ作家が論理的に解明!?「ことばの隅」をつつく超絶エッセイ。

目次

1 ことわざの謎は科学で解明できる(と思う)(「棚からぼた餅」が発生する傾きは八〜十五度だ。
「七転び八起き」はタイムトラベルか二人羽織りだ。 ほか)
2 ことわざの謎は歴史学で解明できる(だろう)(「コロンブスの卵」はスパニッシュのゆで卵だった。
「藪から棒」な事態は京都祇園あたりが発祥だった。 ほか)
3 ことわざの謎は生物学で解明できる(のかな)(「蛇に睨まれた蛙」は剣豪並みに強い。
「喉から手が出る」手は生物学的には舌だ。 ほか)
4 ことわざの謎は社会学で解明できる(かしら)(「ハリネズミのジレンマ」は、そもそも起こらない。
「帯に短したすきに長し」は二・四〜三・二二メートル内の紐だ。 ほか)
5 ことわざの謎は経済学で解明できる(はずだ)(「捕らぬ狸の皮算用」は一万五千円(内経費九百円)。
「爪に火を点す」とくさいだけで節約できない。 ほか)

著者紹介

浅暮 三文 (アサグレ ミツフミ)  
小説家。1998年、第8回メフィスト賞受賞作『ダブ(エ)ストン街道』でデビュー。2003年、第56回日本推理作家協会賞を『石の中の蜘蛛』で受賞。著作はイタリア、韓国で翻訳され、『10センチの空』は中学校教科書に採用された。日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)