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非認知能力 概念・測定と教育の可能性

出版社名 北大路書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-7628-3164-5
4-7628-3164-6
税込価格 2,860円
頁数・縦 260,47P 21cm

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要旨

仕事のパフォーマンスやQOL(生活の質)向上に資するものとして、知能や学力ではない「非認知能力」の存在が注目されつつある。グリット(やり抜く力)、誠実性、好奇心、共感性といった、従来「人間力」と呼ばれていたものが含まれる概念だ。これらは教育によって身につけさせられるのだろうか。本書では、「非認知能力」の定義等について概説した後、心理学で非認知能力やそれに類するものとして研究されている、15の心理特性を取り上げ、それぞれがどのような概念であるのか、いかに測定されるのか、教育によって向上させることが可能なのかを、先行研究の成果などをもとに論じている。非認知能力は概ね、人生や仕事、教育に「よい結果」をもたらすものと定義されるが、学力や知能といった認知能力を育てる従来の教育とは異なる方法によって育まれる。たとえば、非認知能力の一つである「好奇心」は、教育のプロセスに「適度な情報のズレ」を入れることで喚起できる可能性があるという。編著者は早稲田大学文学学術院教授。博士(教育心理学)。パーソナリティ心理学、教育心理学、発達心理学を専門とする。なお、ダイジェストでは、編著者による非認知能力の概説と、京都大学大学院教育学研究科の西川一二研究員による「好奇心」の章を取り上げた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2021年9月15日]

商品内容

要旨

誠実性、グリット、好奇心、批判的思考、楽観性、時間的展望、情動知能、セルフ・コンパッション、マインドフルネス、レジリエンスなど、非認知能力と関連する15の心理特性を取りあげ、教育や保育の現場でそれらを育む具体的方法や可能性を展望。

目次

非認知能力とは
誠実性―課題にしっかりと取り組むパーソナリティ
グリット―困難な目標への情熱と粘り強さ
自己制御・自己コントロール―目標の達成に向けて自分を律する力
好奇心―新たな知識や経験を探究する原動力
批判的思考―情報を適切に読み解き活用する思考力
楽観性―将来をポジティブにみて柔軟に対処する能力
時間的展望―過去・現在・未来を関連づけて捉えるスキル
情動知能―情動を賢く活用する力
感情調整―感情にうまく対処する能力
共感性―他者の気持ちを共有し、理解する心理特性
自尊感情―自分自身を価値ある存在だと思う心
セルフ・コンパッション―自分自身を受け入れて優しい気持ちを向ける力
マインドフルネス―「今ここ」に注意を向けて受け入れる力
レジリエンス―逆境をしなやかに生き延びる力
エゴ・レジリエンス―日常生活のストレスに柔軟に対応する力
終章 非認知能力と教育について

著者紹介

小塩 真司 (オシオ アツシ)  
早稲田大学文学学術院教授。2000年、名古屋大学教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育心理学)。専門はパーソナリティ心理学、教育心理学、発達心理学。著訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)