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いまだ、おしまいの地

出版社名 太田出版
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-7783-1722-5
4-7783-1722-X
税込価格 1,430円
頁数・縦 191P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • いまだ、おしまいの地

    「ここは、おしまいの地」で、見事「講談社エッセイ賞」を射止めた話題の覆面作家の最新作。主婦こだまさんのさりげない?日常をつづった待望作。なんでも無いようだけど、なんかおかしい。きっと、どの登場人物からもひたむきさが伝わって来るからでしょうか。そう感じながらついつい読み進んでしまうのが、このエッセイの魅力。それにしても、まだ作家であることが家族にもバレていないというのは驚きだ。

    (2020年9月14日)

商品内容

要旨

集団お見合いを成功へと導いた父、とあるオンラインゲームで「神」と崇められる夫、小学生を出待ちしてお手玉を配る祖母、40万円の詐欺に遭う妻(こだま)…“おしまいの地”で暮らす人たちは、一生懸命だけど何かがおかしい。『第34回講談社エッセイ賞』受賞作家こだまの日々の生活を切り取った、受賞後初となるエッセイ集。

目次

面白くない人
先生と呼ばれる人たち
逃走する人
小さな教会
ちょうどよくなる
その辺に落ちている言葉
嘘つきの血
九月十三日
崖の上で踊る
錆び星
おそろい
メルヘンを追って
ネット大喜利という救い
猫がくれた石
転げ落ちた先も悪くない
探検は続く
郷愁の回収
珍しい苗字の男の子

出版社・メーカーコメント

講談社エッセイ賞受賞作家、こだまの最新作! 覆面作家のエッセイ集が9月2日に発売! 集団お見合いを成功へと導いた父、とあるオンラインゲームで「神」と崇められる夫、小学生を出待ちしてお手玉を配る祖母……“おしまいの地Wで暮らす人達の、一生懸命だけど何かが可笑しい。主婦であり、作家であるこだまの日々の生活と共に切り取ったエッセイ集。17年に発表したデビュー作『夫のちんぽが入らない』は20万部を突破し、翌年刊行した『ここは、おしまいの地』は歴史ある文学賞のひとつ「講談社エッセイ賞』を受賞、そして19年には『夫の?』がNetflixにてドラマ化(タナダユキ監督)され世界へ配信されるなど、デビューから過ぎた怒涛の3年間。そして2020年、待望の新作として『いまだ、おしまいの地』が発売される。作品が日本のみならず世界へと広がったにも関わらず、いまだおしまいの地で暮らし、いまだ彼女が作家であることを家族は知らないまま。ぜひ、こだまさんの秘密を共有するような気持ちでご一読ください。

著者紹介

こだま (コダマ)  
主婦。2017年、『夫のちんぽが入らない』でデビュー。2018年、エッセイ集『ここは、おしまいの地』で第34回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)