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フェイクニュースの生態系

青弓社ライブラリー 103

出版社名 青弓社
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-7872-3497-1
4-7872-3497-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 281P 19cm

商品内容

要旨

フェイクニュースはどのようにして生まれ、なぜ広がるのか。ソーシャルメディア、ミドルメディア、マスメディアの相互作用をニュース生態系として捉え、その構造を解き明かす。人々が生態系に取り込まれ汚染の拡散を担わされ、ファクトチェックさえも汚染を引き起こす要因になっている実態を浮き彫りにする。

目次

第1部 構造(フェイクニュースとは何か
フェイクニュースはどのように生まれ、広がるのか
汚染されたニュース生態系)
第2部 対抗(フェイクニュースは検証できるのか
ファクトチェックが汚染を引き起こす)
第3部 未来(フェイクニュースのなかを生きる若者
汚染とメディアリテラシー
新たなニュース生態系の確立に向けて)

出版社・メーカーコメント

アメリカ大統領選挙以降、フェイクニュースは国内外を問わず社会的な問題となっている。だが、国内の実態はほとんど明らかになっていない。日本国内のフェイクニュースはどのように生まれ、なぜ広がるのか。2017年の衆議院議員総選挙、18年の沖縄県知事選挙の2つの選挙、20年の新型コロナウイルス感染症拡大時の「デマ」――各事例をもとに、ソーシャルメディアやまとめサイト、既存メディア、ポータルサイトの相互作用で、フェイクニュースが生成・拡散するプロセスを実証的に分析する。そして、フェイクニュースは、ソーシャルメディア時代において、ニュースが生成され、拡散するニュースの生態系そのものから生み出される構造問題であることを指摘する。また、フェイクニュースに対抗するために必要性が議論されているメディアリテラシーやファクトチェックについては、逆効果になりかねないと警鐘を鳴らす。汚染の構造と複合的な要因を踏まえ、フェイクニュース生態系における汚染の連鎖を断ち切るために、プラットフォームを運営する企業、既存メディア、個人、それぞれの役割を確認する。そのうえで、多様なメディアと多様な考えの人々により構成され、相互作用が生み出す豊かなニュース生態系を実現する道筋を照らし出す。

著者紹介

藤代 裕之 (フジシロ ヒロユキ)  
1973年、徳島県生まれ。法政大学社会学部教授。徳島新聞社、NTTレゾナントを経て現職。専攻はソーシャルメディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)