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古代東国仏教の中心寺院・下野薬師寺

シリーズ「遺跡を学ぶ」 082

出版社名 新泉社
出版年月 2012年2月
ISBNコード 978-4-7877-1232-5
4-7877-1232-2
税込価格 1,650円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

奈良時代に東大寺、筑紫観世音寺と並ぶ日本三戒壇の一つとして、仏教による東方の守護と安定に重要な役割を果たした下野(しもつけ)薬師寺。日本で唯一の新羅式一塔三金堂型式の伽藍配置で造営され、中央と強いつながりをもつ“国立寺院”の実像を明らかにする。

目次

第1章 東北への最前線・下毛野国(関東平野北端の地
下毛野国と東山道
下毛野氏と下毛野朝臣古麻呂)
第2章 特異な一塔三金堂の伽藍(創建はいつか
日本で唯一の下野薬師寺式伽藍配置
ルーツは朝鮮半島・新羅)
第3章 対蝦夷政策と官寺化(坂東・みちのく統括の官寺へ
瓦が語る官寺昇格の年代
新たな伽藍造営)
第4章 鑑真の来日と戒壇創設(日本三戒壇の設置
戒律・受戒・戒壇
下野薬師寺の戒壇はどこに
法王道鏡の配流)
第5章 復興と衰退(新仏教の潮流
塔の復興と万灯会
古代下野薬師の終焉
これからの下野薬師寺跡)

著者紹介

須田 勉 (スダ ツトム)  
1945年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部社会学科卒業。文化庁記念物課文化財調査官を経て、国士舘大学文学部教授。博士(文学)。文化審議会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)