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さまよえる「共存」とマサイ ケニアの野生動物保全の現場から

出版社名 新泉社
出版年月 2014年10月
ISBNコード 978-4-7877-1410-7
4-7877-1410-4
税込価格 3,850円
頁数・縦 433,18P 20cm

商品内容

要旨

アフリカを代表する「野生の王国」と称賛され、数多くの観光客が訪れるアンボセリ国立公園。地域社会が主体的に野生動物を護る「コミュニティ主体の保全」が謳われる現場で、それらとの「共存」を強いられる人びとの苦悩を見つめ、保全のあり方を再考する。

目次

序章 見失われた共存を求めて
第1章 「コミュニティ主体」の野生動物保全とは何なのか?
第2章 共存の大地を生きるマサイ
第3章 保全を裏切る便益―コミュニティ・サンクチュアリからの地域発展
第4章 権利者としての選択―コンサーバンシーと生計のすれ違い
第5章 現場で何が話し合われているのか?―民間企業との交渉、保全主義者との衝突
第6章 共存が語られるとき―「アンボセリ危機」におけるコミュニティの代表=表象
終章 さまよえる共存とマサイ社会のこれから

著者紹介

目黒 紀夫 (メグロ トシオ)  
1982年、東京都生まれ。2011年、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程単位取得退学。博士(農学)。現在、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所研究機関研究員。専門は環境社会学、アフリカ地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)