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石鍋が語る中世 ホゲット石鍋製作遺跡

シリーズ「遺跡を学ぶ」 122

出版社名 新泉社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-7877-1832-7
4-7877-1832-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

九州の西の端、長崎県の西彼杵(にしそのぎ)半島の山中には、滑石の岩壁をくりぬいた痕跡が無数に残っている。これは中世に石鍋を盛んに製作した跡で、つくられた製品は、北は青森から南は琉球列島にまで運ばれた。山中での石鍋製作と広域に流通した実態を明らかにする。

目次

第1章 西海の岩壁彫刻(岩肌に刻まれた職人の技
中世の煮炊き道具・石鍋
「滑石の宝庫」西彼杵半島)
第2章 ホゲット石鍋製作遺跡(石鍋を追った先人たち
山中に広がる製作所跡
他地域の製作所跡
石鍋製作の実態と変遷)
第3章 列島に普及した石鍋(どこで出土しているのか
だれが運んだのか
どのように使ったのか
石鍋が語る中世の実像)
第4章 石鍋の終焉とこれから(石工技術の伝播
石鍋製作所の終焉
今後の石鍋研究と遺跡の保護)

著者紹介

松尾 秀昭 (マツオ ヒデアキ)  
1979年、長崎県佐世保市生まれ。国士舘大学文学部卒業、別府大学大学院文学研究科修士課程修了。佐世保市教育委員会社会教育課主任主事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)