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「小津安二郎に憑かれた男」の映画案内 田中眞澄・映画コラム傑作選

出版社名 草思社
出版年月 2025年12月
ISBNコード 978-4-7942-2815-4
4-7942-2815-5
税込価格 3,520円
頁数・縦 401P 19cm

商品内容

要旨

古い日本映画のディープな面白さ。小津映画の世界的研究家として知られる「謎の怪人」が教える「小津映画だけじゃない」日本映画の魅力。

目次

1 映画館という暗がりの中で
2 画面はモノクロ、笑顔は総天然色 一筆描き人物ポートレート・戦後女優篇
3 男たちには顔があった 一筆描き人物ポートレート・戦後男優篇
4 美人には向いている職業 一筆描き人物ポートレート・戦前女優篇
5 「わが映画人生」つまみ食い 三十人の監督たち
6 映画はやっぱり映画館で見たい 特別映画鑑賞会連続上映十九本

出版社・メーカーコメント

古い日本映画を見る前に読む本。小津安二郎研究の世界的権威が教える日本映画の見方・楽しみ方。厖大な小津の日記や発言集・資料を生涯かかってまとめた在野の研究家、故・田中眞澄氏は小津映画だけに詳しいわけではない!氏の「小津以外の日本映画」も含めて、昭和の日本映画全般の楽しみ方をつづった評論・コラムを集めたエッセイ集。編者は『小津安二郎』(新潮社)で2023年度の大佛次郎賞をとった、生前の著者をよく知る平山周吉氏。女優・男優案内から、監督論・名作紹介まで、豊富な知識・深い日本映画研究から語られる日本映画ガイドは、他では味わえないディープな面白さに満ちている。氏の小津安二郎研究は岩波書店やみすず書房、フィルムアート社などでほぼすべてがすでに刊行されているが、小津安二郎を研究する過程で知った他の日本映画についての広範な知識はまだ十分に披瀝・刊行されていない(雑文などとして埋もれている)。本書は「小津以外の日本映画評論」としては氏の初めての本である。この「在野の怪人」の全貌はまだはっきりしない。資料の中に埋もれて死んだ彼を最期まで知る編者が彼の知識を惜しんで編集した本。

著者紹介

田中 眞澄 (タナカ マサスミ)  
昭和21年(1946)〜平成23年(2011)。北海道釧路市生まれ。映画史家・文化史家。慶応義塾大学大学院国文科修士課程修了。その後、国会図書館に自らを十五年以上幽閉し、小津安二郎をはじめとする映画史の資料、雑報を徹底的に収集する。自称の肩書は「フィルムセンター最多有料鑑賞者」、「単独歩行者」、「卑小なる暗闇」、「無知の技法」、「雑談王」、「二代目正直正太夫」、「淑女の忘れ物」など多数。現在の小津安二郎ブームの「縁の下の力持ち」に徹した
平山 周吉 (ヒラヤマ シュウキチ)  
昭和27年(1952)東京都生まれ。雑文家。全国小津安二郎ネットワーク会員。昭和50年(1975)慶応義塾大学文学部国文科卒。長らく雑誌、書籍の編集に携わってきた。昭和史と日本映画に関する資料、回想、雑本の類を収集して雑読、積ん読している。著書に『戦争画リターンズ―藤田嗣治とアッツ島の花々』(芸術新聞社、雑学出版賞)、『江藤淳は甦える』(新潮社、小林秀雄賞)、『満洲国グランドホテル』(芸術新聞社、司馬遼太郎賞)、『小津安二郎』(新潮社、大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)