本書は、通商産業大臣の諮問機関である産業構造審議会情報産業部会において昨年１２月にとりまとめられた緊急提言を中心に編集されており、ソフトウェアの重要性の高まりという状況に対してベンダ、ユーザ、政府のそれぞれがどのような対応をすべきかについて、示唆に富む内容となっています。

１　情報産業と情報化の現状（日本経済における潮流
情報技術の革新を通じた情報産業及び情報化の変遷
情報産業の現状と問題点）
２　情報産業の構造改革に向けて（構造改革に向けての基本認識
情報産業の将来像
ハードウェアベンダ
ユーザの情報システム部門
ソフトウェアベンダ）
３　ソフトウェア市場環境整備のための具体的対策（ソフトウェアの独立性の向上によるマーケットメカニズムの確立
マーケットメカニズム確立のために基礎条件の整備
供給体制の効率化
パッケージソフトウェアの供給の増大
ユーザに求められる対応
ハードウェアベンダとソフトウェアベンダの関係の適正化
政府に求められる対応）