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まず教育論から変えよう 5つの論争にみる、教育語りの落とし穴

出版社名 太郎次郎社エディタス
出版年月 2015年5月
ISBNコード 978-4-8118-0781-2
4-8118-0781-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 266P 19cm

商品内容

要旨

これだけ批判して、学校ってよくなりましたっけ?教育語りの誘惑、学校の困惑、子どもの迷惑。

目次

序章 教育語り、この「神々の争い」
第1章 腫れ物としての道徳教育
第2章 ゆとり教育か、学力向上か?
第3章 タブーとしてのエリート教育
第4章 キャリア教育になにが期待できるか
第5章 だれのための大学改革なのか?
終章 子どもを「理想」の犠牲者にしないために

おすすめコメント

世の中の多くの人が、教育に関心や意見をもっている?現代の日本。居酒屋談義から、ネット上でのTwitterやSNSにブログまで、テレビをつければ、バラエティから、政治家による討論まで、関心の高いトピックとして、だれもが評論家のように教育を語っている。それはこの国の教育や学校にとって、はたして幸福なことだろうか? 議論をすればたちまちのうちの百花繚乱の意見が噴出。それをなんとか整理して、対立する意見の折り合いをつけ、調整しようとしても、結局は調停不能に陥ってしまう。そして気がつくと、合意形成されることはないまま、一つの教育政策や方針がただ押し通される──。なぜそうなってしまうのか。それは百家争鳴の教育論争に、「落とし穴」が潜んでいるからである──。現在進行形の5つの論争を通して、誰もが陥りうる「落とし穴」・W教育語りWの存在と、W教育語りWがもたらす実際の教育への影響を明らかにし、教育を語るためのW教育語りWから、教育を変えるためのW教育論Wへ転換するための方法を提示する。

著者紹介

児美川 孝一郎 (コミカワ コウイチロウ)  
1963年生。法政大学キャリアデザイン学部教授。法政大学文学部教育学科専任講師、助教授、キャリアデザイン学部助教授を経て現職。専門は教育学。法政大学大学評価室長、日本教育学会理事、日本キャリアデザイン学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)