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食を考える

出版社名 福音館書店
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-8340-2740-2
4-8340-2740-6
税込価格 1,320円
頁数・縦 191P 21cm

商品内容

要旨

湯ぶね1杯分もの水を使って作られる天ぷらうどん。大量の石油を使い何千キロもの距離を運ばれるマグロ。工場の中で日光を浴びずにLED(発光ダイオード)で育てられる野菜。交配方法の進歩により20万頭をこえる牛の父親となった種牛。遠足にコンビニ弁当をそのまま持たされる子どもや、海を泳ぐ切り身の魚や四本足の鶏を描く子どもたち。現代人の“食”は、このままでいいのでしょうか?著者はそう問いかけます。“食”について一緒に考えてみませんか。

目次

食の環境負荷(熱帯の水事情
中食と外食
エビと日本人
ファーストフード
トウモロコシの奪い合い
マグロの寿司
日本は水を輸入している?
サンマ寿司
地中海の魚料理)
今どきの食(骨付きの魚
使い回し
お弁当
甘いものと塩からいもの
料理をしよう
食を楽しもう)
ハイテクと食(遺伝子組換えとは
遺伝子組換え食品
ポマト
野菜工場
IH
大震災からみえてきたこと
原発事故と食の安全)
生物多様性と食(なすびのいろいろ
ヒョウタンの奈良漬け
すき焼きのネギ
パスタの風土

鹿ヶ谷カボチャ
クヌーデルとジャガイモ
和牛の世界
コシヒカリ一辺倒)

出版社
商品紹介

莫大なエネルギーを使って作られ、運ばれて、消費される現代人の“食”について一緒に考えてみないか?

著者紹介

佐藤 洋一郎 (サトウ ヨウイチロウ)  
1952年和歌山県生まれ。専門は植物遺伝学。農学博士。京都大学農学部を卒業し、同大学院を修了後、高知大学農学部、国立遺伝学研究所研究員、静岡大学助教授を経て、2003年から総合地球環境学研究所教授。2008年から副所長を兼務。作物の起源や伝播の研究から、最近は農業と環境の開係史、食の未来などに関心を広げてきた
わで しんいち (ワデ シンイチ)  
1976年静岡県生まれ。絵描き(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)