ベトナム:ドイモイと権力
出版社名 | めこん |
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出版年月 | 2021年5月 |
ISBNコード |
978-4-8396-0324-3
(4-8396-0324-3) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 599P 22cm |
商品内容
要旨 |
ホー・チ・ミン主席は、独立宣言の直後に、「たとえ国家が独立しても、民が幸福で自由でなければ、独立にも何ら意味はない」と記している。ホー・チ・ミンの視野の広さを否定することはできない。主席がこの声明を出した時には、人類はまだインターネットを持たず、世界はまだグローバル化の時代を迎えていなかった。多くの国の人々にとって、民族独立は限りなく神聖なものだった。そのホー・チ・ミン主席が設立し、指導したベトナム共産党の政策形成の基盤が、イデオロギーではなく人民の自由と幸福だったならば、人々はプロレタリア独裁も、土地改革も、資本家階級の改造も、『ニャンヴァン・ザイファム』への弾圧も経験することはなく、民族や家族の中の無数の衝突を見ることもなかっただろう。 |
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目次 |
第1部 グエン・ヴァン・リンの足跡(束縛からの解放 |