• 本

新海誠論

出版社名 作品社
出版年月 2022年10月
ISBNコード 978-4-86182-934-5
4-86182-934-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 219P 19cm

商品内容

要旨

映像作品、関連書籍、本人インタビューなど網羅、『すずめの戸締まり』への軌跡を完全解明!「危機の時代を健やかに生きる」覚悟とは?気候変動/SDGs、伝統/未来、信仰/科学、地方/都市…。“新海誠”を読解することは、現代日本を問うことであり、我々の未来を救う鍵である。分断「/」のネット時代に現れたゲーム的な作家は、如何に成熟し、世界との関係をつなぎ直すのか?新海誠を超えた、思想としての「新海誠」。

目次

第1部 セカイ期(『ほしのこえ』―セカイのはじまり
『雲のむこう、約束の場所』―「セカイ」の外へ
『秒速5センチメートル』―失われた「未来」との別れ)
第2部 古典期(『星を追う子ども』―喪失から成熟へ
『言の葉の庭』―「足場のない」不安定な時代の肯定
『君の名は。』―「美」というパルマコン)
第3部 世界期(『天気の子』―危機の時代を健やかに生きるために)
『すずめの戸締まり』―世界をつなぐ糸たらんことを

著者紹介

藤田 直哉 (フジタ ナオヤ)  
1983年札幌生まれ。SF・文芸評論家。日本映画大学准教授。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻修了。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)