• 本

日本のアニメーションはいかにして成立したのか

出版社名 森話社
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-86405-134-7
4-86405-134-8
税込価格 3,740円
頁数・縦 337P 22cm

商品内容

要旨

オルタナティブの日本動画史。いまや日本の輸出産業となった「アニメーション」という概念は、どのようにして受容され、また変遷していったのか。時代ごとの呼称や表現形式の分析を軸に、アマチュア作家や実験映画との関係、リミテッドアニメーションなど、これまで周縁的・境界的とされてきた創造活動に着目し、明治期から現代にいたるアニメーションの系譜をたどる。

目次

1 BEFORE THE WAR(戦前の日本にアニメーションの概念はなかった―アニメーションをめぐる名称についての考察
映画統制下のアニメーション―「線画」「描画」「動画」に関する研究
戦前の自主制作アニメーション―アマチュア映像作家の「特殊映画」について)
2 AFTER THE WAR(アニメーションの概念はいかにして確立されたのか―ノーマン・マクラレンの受容を中心に
アニメーションの概念はどのように変容したのか―リミテッドアニメーションから考える
アートアニメーションとはなんであったのか―アニメーションの多様性をめぐる考察)

著者紹介

西村 智弘 (ニシムラ トモヒロ)  
映像評論家、美術評論家。東京造形大学、東京工芸大学、阿佐ヶ谷美術専門学校非常勤講師。専門は映像史、現代美術。日本映像学会、美術評論家連盟会員。1993年、美術出版社主催“第11回芸術評論募集”で「ウォーホル/映画のミニマリズム」が入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)