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〈物語〉のゆらぎ 見切れない時代の児童文学

児童文学批評の新地平 3

出版社名 くろしお出版
出版年月 2011年11月
ISBNコード 978-4-87424-538-5
4-87424-538-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 255P 20cm

商品内容

文学賞情報

2012年 第45回 日本児童文学者協会新人賞受賞

要旨

子ども時代からその先へ、人の「ゆらぎ」を描く作品に迫る。

目次

1 “自分”のゆらぎ、“物語”のゆらぎ(「もうひとりの自分」考
作品の“出口”へ
二つの語り、その九〇年代的“出口”をめぐって ほか)
2 世界のゆらぎと児童文学(「戦争」という不可解―ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』を読む
家族とその外―ハックルベリー・フィンからはじめて
“すきま”を名付ける―児童文学と「老人」 ほか)
3 見切れない時代のエンターテインメント(「少数者」の系譜
一歩手前の精神―ズッコケ的「殺人から身をかわす方法」
見える・見えない・見切れない―上橋菜穂子「守り人」シリーズの世界をめぐって)

著者紹介

奥山 恵 (オクヤマ メグミ)  
「Huckleberry Books」(ハックルベリーブックス、千葉柏市子どもの本専門店)経営。白百合女子大学・共立女子大学非常勤講師。1963年千葉県生まれ。千葉大学大学院修士課程修了。都立高校教員、白百合女子大学非常勤講師などを経て現在に至る。関英雄記念評論・研究論文募集(日本児童文学者協会)入選。日本児童文学学会四十周年記念論文佳作。児童文学作品への批評執筆多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)