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世界遺産ル・コルビュジエ作品群 国立西洋美術館を含む17作品登録までの軌跡

TOTO建築叢書 9

出版社名 TOTO出版
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-88706-368-6
4-88706-368-7
税込価格 1,870円
頁数・縦 283P 19cm

商品内容

要旨

史上初。大陸をまたぐ世界遺産。3度の挑戦、15年の全容。この世界遺産登録は、これまでとはまったく異なる意味をもっていた…。「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献」20世紀文化遺産とはいかなるものか?世界遺産登録とはどのような意義があるのか?

目次

第1章 文化遺産としてのモダン・ムーブメント(近代(modern)とは何か
文化遺産の主体 ほか)
第2章 近現代建築と世界遺産(ユネスコ
世界遺産条約 ほか)
第3章 世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品」(世界遺産登録の意義:国境を超えるモダン・ムーブメント
工業化の美学 ほか)
第4章 世界に広がるル・コルビュジエ遺産(世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動における顕著な貢献」の構成資産の選定過程
ル・コルビュジエ実現作品の文化遺産としての価値の検討 ほか)

おすすめコメント

世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品」。建築史における絶対的な評価に比し、国際的・普遍的な価値をもつことが要求される世界遺産への登録は容易な道ではなかった。著者の山名善之氏は、15年以上にわたり世界遺産登録に向けた活動の中心的な役割を担った人物である。本書では世界遺産登録の根幹となった、ル・コルビュジエの建築作品が世界規模で展開した近代建築運動に如何に貢献したのか、著者ならではの視点で解き明かす。

著者紹介

山名 善之 (ヤマナ ヨシユキ)  
1966年東京都生まれ。1990年東京理科大学卒業。香山アトリエ/環境造形研究所、パリ・ベルヴィル建築学校DPLG課程(フランス政府給費留学生)、パリ大学パンテオン・ソルボンヌ校博士課程。アンリ・シリアニ・アトリエ(パリ・文化庁在外派遣芸術家研修員)、ナント建築大学契約講師等を経て、2002年より東京理科大学勤務。現在、同大学理工学部建築学科教授、フランス政府公認建築家DPLG、博士(美術史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)