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気候の変化が言葉をかえた 言語年代学によるアプローチ

NHKブックス 607

出版社名 NHK出版
出版年月 1990年10月
ISBNコード 978-4-14-001607-7
4-14-001607-8
税込価格 887円
頁数・縦 216P 19cm

商品内容

要旨

言葉はなぜかわるのか。人間活動の所産であることはもちろんだが、巨視的にみれば、自然環境が重要である。なぜなら、気候の変動によって民族移動が起こり、それが言葉の変化をもたらし、ひいては現在の世界の言語分布にいたっているからだ。本書は、地理学の碩学が言語年代学の成果をふまえながら、気候と言語のダイナミックな関連性を一万年の人類史の中で実証するという野心的試みである。

目次

第1部 気候と言語(基礎単語の分布が意味するもの
インド・ヨーロッパ諸語の分布はどうして成立したか
アフリカ諸言語の移動
広大な地域にわたるマライ・ポリネシア諸語
アメリカ大陸の諸語
ウラル・アルタイ諸語
日本語とその周辺)
第2部 気候変化と人間の変動(氷河期から高温時代へ
寒冷化がはじまる
3500年前の危機
鉄器扇代初期の寒期
紀元前後の暖期
民族移動の寒期
リトルオプチマム期
リトルアイスエイジ期
現暖期
世界の前線帯)