女性を捏造した男たち ヴィクトリア時代の性差の科学
出版社名 | 工作舎 |
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出版年月 | 1994年5月 |
ISBNコード |
978-4-87502-234-3
(4-87502-234-4) |
税込価格 | 3,520円 |
頁数・縦 | 309P 22cm |
商品内容
要旨 |
「女性は自然の奇形である」としたアリストテレスに始まり、女性の性質に関する科学的な興味には長い歴史がある。しかし、ヴィクトリア時代(1837―1901)に興隆した性差の科学ほど、誤謬と偏見に満ちたものはなかった。当時の科学者や知識人たちは、解剖学、生理学、進化論的生物学、自然人類学、心理学、社会学など、最新の学問の成果を駆使して、女性は男性より劣っていることを必死になって証明しようと試みたのである。すなわち、「女性は未熟な男性」で、「一種の未開人」として位置づけられる…。本書はこうした性差の科学を豊富な事例とともに分析し、世紀末の科学思想、社会思想の背景にあった人間のヒエラルキーの虚妄をあぶりだした一書である。 |
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目次 |
第1章 男女識別法 |