
化学者池田菊苗 漱石・旨味・ドイツ
科学のとびら 20
| 出版社名 | 東京化学同人 |
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| 出版年月 | 1994年5月 |
| ISBNコード |
978-4-8079-1260-5
(4-8079-1260-7) |
| 税込価格 | 1,760円 |
| 頁数・縦 | 230,4P 19cm |
商品内容
| 要旨 |
明治34年5月、池田菊苗は留学先ドイツからの帰途、ロンドンに立寄った。その際、文壇にはまだ無名の漱石・夏目金之助が潜んだ場末の安下宿に、ある事情で池田が同宿した。わずか50日余であったが、同じ文部省留学生とはいえ専門のまったく異なる両人が、すっかり共鳴し、忌憚なく意見を交換した。この池田との交遊は、のちの漱石の『文学論』執筆に大きな影響を与えたという。旨味(味の素)の発見者として後世に名を残した池田菊苗。さらにドイツ文化に心酔した鴎外との関係をもふまえて、日本化学界における彼の活動をいきいきと描く。 |
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| 目次 |
プロローグ 池田と漱石とのロンドンにおける出会い |

