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死刑囚の最後の瞬間

角川文庫

出版社名 角川書店
出版年月 1996年6月
ISBNコード 978-4-04-187802-6
4-04-187802-0
税込価格 462円
頁数・縦 213P 15cm

商品内容

要旨

戦後、我が国で処刑された死刑囚は六百人以上にのぼる。しかし密行主義といわれる現行の死刑制度の中で、我々は確定囚のその後を知ることは出来ない。彼らが処刑までをどのように生き、どのようにして人生を終えるのか…。二十年以上にわたり、“死刑”を追い続ける著者が、世間を騒然とさせた十三人の死刑囚の最期を通して、ベールに包まれた死刑制度の実態に迫る。衝撃のドキュメント。

目次

昭和の毒婦・戦後初の女性死刑執行―ホテル日本閣殺人事件 小林カウ
一年半で結審、二十二歳で死に赴く―鏡子ちゃん殺し 坂巻 脩吉
死の獄舎を脱獄、仙台送りの翌朝処刑―雑貨商一家四人殺し 菊地正
母親の借金・叱責…におびえ、扼殺―母親バラバラ殺人 奥野清
「生まれ変わりました。喜んで死にます」―強盗放火殺人 中島一夫
短歌と文鳥に生き甲斐を見いだす―吉展ちゃん誘拐殺人 小原保
「成仏して被害者に会って詫びたい」―横浜の強盗母子殺し 堀越喜代八
「このつらさ、苦しさを、いまの若者に伝えて…」―少年ライフル魔 片桐操〔ほか〕