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喪われた轍 日本文学史における翻訳文学の系譜

出版社名 文藝春秋
出版年月 1998年10月
ISBNコード 978-4-16-354460-1
4-16-354460-7
税込価格 2,619円
頁数・縦 181P 20cm

商品内容

要旨

そもそも翻訳とはどのような言語行為であるのか―クワインの提唱した「根底的翻訳」という概念を通して、近代以降の翻訳観を覆す画期的な文芸批評。

目次

序論 翻訳、確定的なものと不確定なもの(翻訳という病気
源義朝の「石」
クワインの「石」)
第1章 根底的翻訳について(ガラスの中のクワイン
日本文学史上の三つの転回点)
第2章 翻訳と文体(坪内逍遥が論じた「文体」変化の本質
贋作の大叙事詩「近代言文一致文体」
『天草本伊曾保物語』の近代 ほか)
第3章 翻訳と世界像(上洛するトマス・アクィナス―不干斎ハビアン『妙貞問答』
フランシスコ・サヴィエルの訳語主義
文部省百科全書の訳語主義 ほか)