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三遊亭円朝の明治

文春新書 053

出版社名 文藝春秋
出版年月 1999年7月
ISBNコード 978-4-16-660053-3
4-16-660053-2
税込価格 726円
頁数・縦 197P 18cm

商品内容

要旨

『真景累ヶ淵』『怪談牡丹灯篭』『塩原多助一代記』等で知られる三遊亭円朝(天保10〜明治33)は、江戸落語を集大成し、近代落語隆盛の道を拓いた名人として名高い。また、参禅し「無舌」の悟りを得たという逸話は、鏑木清方作の肖像画と相俟って清雅高潔の印象を残している。しかし、それは実際の円朝なのだろうか。江戸から東京へ、「御一新」に同化していく芸人の、したたかな生き方と、その裏の家庭の悲哀、そして新時代に舌耕の芸が果した役割を活写する。

目次

1 江戸の人気者
2 歴史転換の観察者
3 禅と山岡鉄舟
4 不肖の倅
5 幽霊との訣別
6 晩年
7 門弟円遊